複数の変数を,ある属性のもとで類似しているいくつかの群(クラスター)に分類する探索的な手法で,似たもの同士を集める分析です.変数は
量的データでも
質的データでも適用可能です.クラスター分析はさらに,類似度の大きさで順次分類する手法で,階層構造を図式化したデンドログラムで表される階層的手法と,予めクラスターの数を決めて分類する非階層的方法に大別されます.
下図は被験者30名の身体測定(身長,体重,体脂肪量)のデータのデンドログラムです.縦軸は類似度を表し,横に各被験者の位置を表しています.これはクラスター同士が,どの段階でまとめられたかを示すもので,クラスターの階層的構造を把握するのに有効です.
