平均と中央値 mean and median

 平均と中央値はデータの中心的な値となる,データの代表値です.
 平均は,データの合計を対象数で割った値です.中央値は,データを小さいまたは大きい順に並べた時に中央(50%)に位置する値です.もし,データが偶数個ある場合は中心となる2つの値の平均を求めます.
 例題をあげましょう.5名の患者の年齢が57歳,59歳,64歳,68歳,77歳の時,平均は(57+59+64+68+77)/5=65歳となり,中央値は大きさの順に並べた時に中央に位置する3番目のデータである64歳となります.
 比率尺度,間隔尺度のデータでヒストグラムを表した時に,およそ中心が盛り上がって左右均等に下がっていく正規分布に従うデータであれば平均,順序尺度や正規分布に従わない比率尺度,間隔尺度のデータであれば中央値を代表値として使用します.
EBPT用語集の参考文献はこちらのページ下段に掲載しています。ご参照ください。