データの尺度 scale
データの尺度には比率尺度,間隔尺度,順序尺度,名義尺度の4つがあります.比率尺度とは,客観的な量として測られるデータのことです.このデータは原点(0)が決まっています.たとえば,長さ(cm),重さ(kg),時間(分)などがあげられます.間隔尺度とは,比率尺度と同じく客観的な量として測られるデータですが,0は決まっていない点が異なります.例としては知能評価尺度やADL評価尺度の得点などがあげられます.これらは0点であったとしても,知能が無(=0)の状態,ADLが無(=0)の状態であるとは限らないからです.
順序尺度とは,数値が大小関係のみを表すデータを指します.たとえば徒手筋力検査(0~5)やブルンストロームステージ(Ⅰ~Ⅵ)があります.ステージⅠとⅡの差の程度と,ステージⅢとⅣの差の程度は同じではなく,単にⅠよりⅡが悪い,ⅢよりⅣが悪いなどの解釈に留まります.
名義尺度とは,性別{男,女}や対象群{A,B,C}といった,属性により分類されるデータです.分類のみに意味があり順序には意味がありません.{1=A,2=B,3=C}と数値を割り当てても,四則計算をすることはできません.なお,性別の男,女や,対象群A,B,Cの各グループを,カテゴリーと呼びます.
順序尺度とは,数値が大小関係のみを表すデータを指します.たとえば徒手筋力検査(0~5)やブルンストロームステージ(Ⅰ~Ⅵ)があります.ステージⅠとⅡの差の程度と,ステージⅢとⅣの差の程度は同じではなく,単にⅠよりⅡが悪い,ⅢよりⅣが悪いなどの解釈に留まります.
名義尺度とは,性別{男,女}や対象群{A,B,C}といった,属性により分類されるデータです.分類のみに意味があり順序には意味がありません.{1=A,2=B,3=C}と数値を割り当てても,四則計算をすることはできません.なお,性別の男,女や,対象群A,B,Cの各グループを,カテゴリーと呼びます.
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