Bland-Altman分析 Bland-Altman analysis
誤差には,系統誤差と偶然誤差があります.系統誤差とは,真の値に対して一定の偏った傾向を持った誤差(バイアスと同義)のことです.偶然誤差とは,真の値に対して大小ランダムに生じる誤差としてのバラツキです.偶然誤差は測定を繰り返すことによって平均が0に近づく性質がありますが,系統誤差は測定を繰り返しても,正あるいは負の方向に偏るため,誤った解釈を招くことになり,様々な方法で確認しなければなりません.
系統誤差には固定誤差と比例誤差があります.固定誤差とは真の値に関わらず,特定方向に一定の幅で生じる乖離のことです.比例誤差とは真の値に比例して増減する,特定方向に生じる乖離のことです.
Bland-Altman分析は,測定値に系統誤差が混入しているかを検討する手法の1つです.一対2つの測定値の差をy軸,2つの測定値の平均値をx軸にプロットした散布図(Bland-Altman plot)を作成し,それら測定値に含まれる系統誤差の有無・程度を可視的に確認する方法です.
系統誤差が存在しない,つまり偶然誤差のみが存在する場合,下図のように,x軸から正負の方向にばらついた分布を示します.
系統誤差のうち固定誤差が存在する場合,下図のように,x軸から正あるいは負の方向に偏った分布を示します.
比例誤差が存在する場合,下図のように,横軸の値が増加するにつれて,2つの測定値の差の増加がみられる扇型の分布を示します.
系統誤差には固定誤差と比例誤差があります.固定誤差とは真の値に関わらず,特定方向に一定の幅で生じる乖離のことです.比例誤差とは真の値に比例して増減する,特定方向に生じる乖離のことです.
Bland-Altman分析は,測定値に系統誤差が混入しているかを検討する手法の1つです.一対2つの測定値の差をy軸,2つの測定値の平均値をx軸にプロットした散布図(Bland-Altman plot)を作成し,それら測定値に含まれる系統誤差の有無・程度を可視的に確認する方法です.
系統誤差が存在しない,つまり偶然誤差のみが存在する場合,下図のように,x軸から正負の方向にばらついた分布を示します.
系統誤差のうち固定誤差が存在する場合,下図のように,x軸から正あるいは負の方向に偏った分布を示します.
比例誤差が存在する場合,下図のように,横軸の値が増加するにつれて,2つの測定値の差の増加がみられる扇型の分布を示します.
- EBPT用語集の参考文献はこちらのページ下段に掲載しています。ご参照ください。