相対リスク低下 relative risk reduction
相対リスク低下は,1から相対リスクを引いて求めることができます.0のときは治療効果がない,0より小さいときは介入が有害,0より大きければ介入が有効であり,0より大きければ大きいほど介入効果が大きいことを表します.
たとえば, 糖尿病境界型と診断された方を対象として,対照群は栄養指導のみ,介入群は栄養指導に加えて定期的な運動を取り入れる介入とするランダム化比較試験(RCT)を考えてみると,結果として対照群の糖尿病発症率が7.5%,介入群の糖尿病発症率が5.3%であった場合,相対リスク低下=1-(5.3%/7.5%)=0.29(29%)となります.この研究では,定期的な運動を取り入れる介入によって,対照群に対して介入群では糖尿病の発症率が29%減少したといえます.
たとえば, 糖尿病境界型と診断された方を対象として,対照群は栄養指導のみ,介入群は栄養指導に加えて定期的な運動を取り入れる介入とするランダム化比較試験(RCT)を考えてみると,結果として対照群の糖尿病発症率が7.5%,介入群の糖尿病発症率が5.3%であった場合,相対リスク低下=1-(5.3%/7.5%)=0.29(29%)となります.この研究では,定期的な運動を取り入れる介入によって,対照群に対して介入群では糖尿病の発症率が29%減少したといえます.
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