原因変数と結果変数の
因果関係に対して,間接的に影響する変数のことです.交絡因子は『条件①:原因変数と関連』して,かつ『条件②:結果変数と
因果関係を持つと考えられる』という2条件を満たさなければなりません.
下肢筋力(原因変数)と,垂直跳び距離(結果変数)の関係を見るという研究をするとき,若年者は筋量が多いゆえに高く飛ぶでしょうし,高齢者はその逆となります.このとき“年齢”は①下肢筋力と関連し,②垂直跳びと因果関係を持つと考えられるので交絡因子となります.交互作用と非常に似通っており,交絡因子=交互作用となることもありますが,上述の条件2つを満たす場合のみ,交絡因子とみなします.