エビデンスレベル evidence level

 エビデンスヒエラルキーとも呼ばれています.主に研究デザインによるエビデンスの質によって分類される指標です.ランダム化比較試験(RCT)のメタ分析のエビデンスレベルが最も高く,観察研究や専門家の意見などは低いとされています.
  一方,EBMを提唱したカナダのマクマスター大学のGuyattらは,質の低いランダム化比較試験(RCT)であっても質が高いと評価されたり,質の高い観察研究であっても質が低いと評価されるという問題があることから,エビデンスレベルだけで判断するのではなく,「推奨の強さ」と「エビデンスの確実性」という両面から複数の研究を統合した重要なアウトカムを総体エビデンスとして評価するGRADEシステムという手法を開発しました.
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