イキイキ地域生活ノート(記入例 【PDF:573KB】)は、 E-SASの評価を定期的に実施するとともに、利用者の自主性を促すための指導方法の1つとして考案したものです。このノートは、E-SASの結果から、特に「生活のひろがり(LSA)」と「運動能力(TUG)」に注目し、「活動の記録」を行うものです。

毎日の記録を利用者が自ら管理することにより、介護予防の効果を高め、活動意欲の向上を図ることができ、更に、記録はご本人だけでなく、スタッフにとっても「活動状況」を把握でき、さらなる事業効果アップに役立つものと考えられます。

サポート手順

1. LSAとTUGの結果から指導タイプを決定します

下図を参照し、LSAは56点・TUGは12秒を基準として該当する型を決定してください

指導タイプ表

2. それぞれの型に合わせて活動表、カレンダーの記入方法を説明し、毎日記録するように促します

※「イキイキ地域生活カレンダー」は全ての型でご利用ください。

3. 記録用紙は少なくとも月に1回チェックし、結果に対してフィードバックします

順調であれば賞賛し、問題がある場合は目標設定の変更などを行い、記録を続けていただきます。

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イキイキ地域生活ノート

イキイキ地域生活ノート

イキイキ地域生活活動表1

【自宅での運動実施】

教室やデイサービス当日だけの運動ではなく、自宅でも運動を継続して行うことで、運動の必要性やその効果を高めるために記録をするものです。自宅でも可能な運動について運動負荷の軽いもの(1)から重いもの(5)まで、提示しています。これらの運動について、ご本人の状況に合わせて回数や頻度などご記入ください。

なお、ご本人の状況によって別のプログラムが必要である場合は、白紙のプログラムを活用してください。これについても最低限の運動および達成度に合わせて回数や内容の変化を加えていただくことで、更なる効果が期待できます。

イキイキ地域生活活動表2

【生活のひろがりをすすめる】

毎日の生活の活動範囲について確認するものです。生活のひろがり(LSA)の項目を元にレベルを設定しました。今日一日どこで過ごしたか?外出の目的や距離で該当するものを1つ選んでください。
レベル1:一日中部屋で過ごした場合
レベル2:自宅の庭先やベランダなどにでたが、外にはでていない場合
レベル3:自宅の外に出た場合(近所のスーパーへの買い物や散歩など)
レベル4:少し遠く(1km以上)外出した場合
レベル5:車や電車で遠くまで外出した場合

なお、ご本人の状況に合わせて、一定の目標ラインを引いていただくことで、活動への意欲を引き出すことができるものと思われます。

  • イキイキ地域生活活動表2 プログラム例 【PDF:235KB
  • イキイキ地域生活活動表2 自由記載用 【PDF:74KB
  • 記入例 【PDF:620KB

イキイキ地域生活カレンダー

具体的活動内容について確認できる活動範囲と運動実施については数値で表していますが、その時の状況についても記録することで、自身の振り返りに役立つものと考えます。自由記載ですので、外出先や行事、健康状態、感想などをご記入ください。

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