ご挨拶

日本理学療法管理学会
理事長 松田 徹
平素より日本理学療法管理学会の活動に格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。このたび、日本理学療法管理学会理事長を拝命いたしました。
まず初めに、研究会時代から本会の発展を牽引してこられた伊藤義広先生、千葉哲也先生、そして一般社団法人化以降、本学会の礎を築き、大きく発展へと導いてくださった村永信吾前理事長をはじめ、歴代役員の皆様、そして今日まで本学会を支えてくださった会員の皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。
本学会は、多くの先生方の情熱とご尽力によって、研究会から学会へと発展し、理学療法管理という学問領域を着実に築き上げてまいりました。近年では、「理学療法部門マネジメントガイドライン」や「理学療法管理者のマネジメントラダー」の策定など、理学療法管理学の体系化に向けた重要な基盤が築かれてきました。私は、この貴重な財産をしっかりと継承し、さらに発展させていくことが、新たな理事長としての使命であると考えています。
私は、理学療法管理とは、優れた理学療法を患者さんや地域社会へ届けるための「組織のOS」であると考えています。どれほど優れた知識や技術があっても、それを支える人材育成や組織づくり、マネジメントが機能しなければ、その価値を十分に届けることはできません。だからこそ、理学療法管理学は人と組織の成長を支える学問であり、本学会は、その学びと実践を通じて社会へ価値を還元する場でありたいと考えています。
私が理事長として目指したいのは、「人と組織の成長の連鎖」を生み出す学会です。
一人ひとりの理学療法士の成長が組織の成長につながり、その組織の成長が、より質の高い理学療法を患者さんや地域社会へ届ける力となる。そして、その積み重ねが地域社会、さらには国民の健康と福祉への貢献につながっていく。このような「成長の連鎖」こそが理学療法管理の本質であり、本学会が社会に果たすべき使命であると確信しています。
その実現に向け、これまで築き上げてきたガイドラインやマネジメントラダーを全国の現場へ広げ、社会実装をさらに進めてまいります。また、レジストリ研究などを通じたエビデンス創出を推進し、理学療法管理の価値を客観的なデータとともに社会や政策へ積極的に発信してまいります。
一方で、人口減少、医療・介護制度改革、DXやAIの進展など、私たちを取り巻く社会は大きな転換期を迎えています。このような変化の中で、本学会もまた、新しい時代に対応しながら進化し続けることが求められています。
変えるべきものは勇気を持って変える。一方で、本学会がこれまで大切に育んできた理念や価値は、しっかりと守り続ける。その両者を大切にしながら、「継承」と「発展」を実現する学会運営に取り組んでまいります。
本学会の発展は、理事、監事、評議員、そして会員の皆様お一人おひとりの知恵と経験、そして挑戦によって支えられています。
皆様とともに、人と組織の成長の連鎖を育み、その成果を患者さんや地域社会へ価値として届ける学会を目指して、日本理学療法管理学会をさらに発展させてまいりたいと思います。今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
