2022.06.29

ご挨拶












日本理学療法管理研究会
理事長 村永信吾

 

 2021年、日本理学療法管理研究会(以下、本研究会)は、理学療法の学術活動推進の一翼を担うことを使命として、日本理学療法学会連合(12法人学会、8学術団体会員)に所属し、法人格を有さない学術団体会員としてスタートしました。2022年3月現在、専門会員A130名、一般会員436名、会員総数566名と多くの方々に在籍していただいております。これは、本研究会に対する関心と期待の高さであり、改めてその重責を感じているところです。2023年4月法人格を有した「日本理学療法管理学会」の設立を見据え、2022年度は、その準備の年と位置付け取り組んで参ります。
 理学療法士の職場は、病院、施設、訪問事業所など組織の規模間や形態が異なるものの、どの職場においても質の高い理学療法の提供が求められています。理学療法の質とは、「安全性」「有効性」、そして「患者満足度」といった項目のアウトカムを共に達成することを意味しています。しかしながら、臨床現場では、収益性や効率性、指導スタッフ数拡大の裏側で指導者不足の発生、365日体制によるスタッフ間のコミュニケーション不足、さらには、新型コロナウィルス感染症の拡大や気候変動による災害等に伴う事業継続への危機管理課題など、多種多様な因子がアウトカム達成に立ちはだかっているといっても過言ではありません。つまり、これらの状況下で「理学療法の質」の向上を推進するには、「組織」・「職員」・「環境」におけるそれぞれの質を総合的に向上させる組織マネジメントが不可欠となります。そこで本研究会では、これらを科学し、理学療法の質向上に貢献することを存在意義として取り組んで参ります。
 本研究会の主な取り組みとして、①学術大会等の開催を通して理学療法管理学の発表の場及び情報共有を推進する、②理学療法管理学機関誌等を定期発刊し、学術活動の普及啓発を推進する、③理学療法管理学会として管理インディケータを用いたベンチマークづくりを推進する、④理学療法管理者のためのマネジメントラダーを作成し管理者育成を推進する、⑤科学的手法に基づいた理学療法管理学を構築する、等を推進してまいります。

以上