Patient(患者)は、急性骨髄性白血病に対して臍帯血移植を施行された患者で、四肢筋力低下に対するアプローチをテーマに記載しました。造血幹細胞移植後において有酸素運動に四肢筋力強化練習を加えた運動プログラムを自宅退院後に実施することで、四肢筋力低下の改善やADL障害の改善にどの程度効果があるのかを知りたいという目的にて、Intervention(介入)とComparison(比較)を設定しました。Outcome(効果)は臨床的に評価が可能で患者自身が変化を感じることができ、日常生活での動作に即した、握力、30秒椅子立ち上がりテスト、ベッドからの起き上がり時間、段差昇降時間を評価項目として用い、これらの評価は文献的に上下肢筋力と相関が高いと言われている項目でもあり、四肢筋力の指標として設定しました。