標準偏回帰係数 standardized partial regression coefficient
重回帰分析における説明変数(独立変数)の回帰係数は偏回帰係数と呼ばれます.例えば10m歩行時間を目的変数(従属変数),年齢,体重,ファンクショナルリーチテストを説明変数(独立変数)とした重回帰式では,年齢の偏回帰係数は他の説明変数(独立変数)(体重,ファンクショナルリーチテスト)の影響を無視できるほどに小さくした,目的変数(従属変数)(10m歩行時間)に対する偏回帰係数となります.
全ての説明変数(独立変数)を平均0,分散1に標準化(変数の単位を統一化)した後,重回帰分析を行った場合の偏回帰係数が標準偏回帰係数です.標準偏回帰係数は各変数の単位に依存しない係数となるため,説明変数(独立変数)が目的変数(従属変数)に影響している度合いを比較できます.標準偏回帰係数は相関係数と同様の解釈で,-1から1の間の値をとり(まれに-1を下回ったり,1を超えることがあります.その時は-1または1とみなします),0は影響が無い状態で,-1ないしは1に近づくほど説明変数(独立変数)が目的変数(従属変数)へ及ぼす影響は大きいといえます.
全ての説明変数(独立変数)を平均0,分散1に標準化(変数の単位を統一化)した後,重回帰分析を行った場合の偏回帰係数が標準偏回帰係数です.標準偏回帰係数は各変数の単位に依存しない係数となるため,説明変数(独立変数)が目的変数(従属変数)に影響している度合いを比較できます.標準偏回帰係数は相関係数と同様の解釈で,-1から1の間の値をとり(まれに-1を下回ったり,1を超えることがあります.その時は-1または1とみなします),0は影響が無い状態で,-1ないしは1に近づくほど説明変数(独立変数)が目的変数(従属変数)へ及ぼす影響は大きいといえます.
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