2元配置分散分析 two-way analysis of variance(two-way ANOVA)
1元配置分散分析は,1つの要因に対して差があるかどうかを検定しますが,2元配置分散分析は,2つの要因に関する平均の差を検定する手法です.たとえば,12人の対象者の握力を測るとして,「性別」の要因{男,女}の2群に差があるか,また「年代」の要因{60歳代,70歳代,80歳代}の3群に差があるかを知りたい場合,2つの要因が存在します.これらの各要因の群間で差があるかを検定する手法です.なお,各要因とも2群以上に分かれていれば,2元配置分散分析の適用となります.

2元配置分散分析では,主効果と交互作用が有意性の判断の基準になります.もし,性別の要因で有意な差が認められた場合は,「性別の要因には有意な主効果が認められた」といいます.また,年代の要因で有意な差が認められなかった場合は,「年代の要因では主効果は認められなかった」といいます.さらに性別と年代の交互作用に有意な差が認められた場合は,「性別と年代の要因間で有意な交互作用を認めた」などといいます.

2元配置分散分析では,主効果と交互作用が有意性の判断の基準になります.もし,性別の要因で有意な差が認められた場合は,「性別の要因には有意な主効果が認められた」といいます.また,年代の要因で有意な差が認められなかった場合は,「年代の要因では主効果は認められなかった」といいます.さらに性別と年代の交互作用に有意な差が認められた場合は,「性別と年代の要因間で有意な交互作用を認めた」などといいます.
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