運動療法の期間は3か月間、有酸素運動療法の運動強度は嫌気性代謝閾値レベル、レジスタンストレーニングの運動強度は上肢30〜40%1RM、下肢50〜60%1RMとして実施しました。当院の回復期心臓リハビリテーションプログラムは3ヶ月間と設定しており、本症例においても運動療法の期間も3ヶ月間としました。今回採用した先行研究においては、CT群では有酸素運動とレジスタンストレーニングの割合を経時的に変更しておりますが、当院では機器運用のシステム上、有酸素運動とレジスタンストレーニングの実施時間は変更致しませんでしたが、日本循環器学会やAHAなどの関連学会が推奨している運動療法の実施時間に準じており、本症例に対して採用した運動療法でも運動効果は得られるものと考えました。