第5回 日本理学療法管理研究会学術大会 2022年

理学療法管理学と科学的介護
~急性期医療から生活期までの一貫した科学的支援に向けて~

大会長賞、優秀賞

●大会長賞
3ー1 テキストマイニングを用いた企業理念との比較でみる病院理念の特徴
長川 英樹  
医療法人社団メドビュー 東京ちどり病院

●優秀賞
6ー5 組織に成果を挙げるための自律型組織に向けた当院リハビリテーション科の取り組み
向出 高広  
北総白井病院 リハビリテーション科

●優秀賞
6ー4 理学療法士の苦悩経験(失敗,ミスなどを含む)における探求的研究
池田 耕二  
奈良学園大学

 

開催趣意

 このたび、「理学療法管理学と科学的介護 ~急性期医療から生活期までの一貫した科学的支援に向けて~」というテーマで第5回日本理学療法管理研究会学術大会を開催する運びとなりました。
 近代以前の人の健康は特別な資格のある人が担っていました。現代においては科学の進展に伴い様々な専門領域での研究が進み、人の健康は複数の人が担うようになっています。
 現代の人の支援は、病気や事故を未然に防ぐ予防と、病気や怪我を直す医療、そして生活を支援する福祉がありますが、予防と医療は専門職種が重複することから情報の共有がしやすく連携が円滑な傾向があります。しかし、福祉においては個人の人生観が反映される生活支援という側面から、様々な専門職種や家族との情報共有が必要となり、その連携はより複雑になります。そのため医療と福祉の連携が難しい状況が続いていました。
 2000年には国際生活機能分類(ICF)が健康概念の国際標準とされ、20年を経た現在においては記号と数字を使って障がいについての科学的な取り組みとしてエビデンスの蓄積の段階に移行しています。しかし、ICFの環境因子や参加領域への取り組みについてのエビデンスの蓄積はなかなか難しい課題となっています。
 2021年には介護保険制度の中にLIFEが導入されました。科学的介護の取り組みとしてLIFEが導入されたことは医療と福祉の連携において大きな一歩と思われます。人が生まれ、そして人生の終末期まで一貫した科学的支援の道筋ができたものと考えられます。
 心身機能・構造や活動だけでなく、参加領域や環境領域についても専門職として取り組むことができる理学療法士が科学的介護に積極的に取り組むことで、医療と福祉の連携が円滑に進むものと思われます。
 本学術大会においては、医療と福祉のシームレスな連携のキーワードである「科学」についてICFとLIFE の連携も踏まえ理学療法管理学が果たすべき役割や責務について考えてゆきたいと思います。
 学術大会の開催にあたっては、コロナ渦が2024年まで続くとの専門家の意見を勘案しオンライン開催とさせていただきます。
 皆様の多くのご参加を準備委員および理事一同、心よりお待ちしております。
 

学術大会長 縄井 清志(アール医療専門職大学)

日程


2022年12月18日(日) 9時00分 ~ 17時00分
 

会場


オンライン開催.
 

参加登録


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参加者へのご案内


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学術大会企画


○学術大会長講演
 テーマ 科学的介護の推進のために理学療法管理学が果たす役割
 大会長 縄井 清志(アール医療専門職大学)
 司会  神戸 晃男(東京国際大学)
○特別講演
 テーマ 医療から福祉へのシームレスな支援における科学的介護の重要性
 講師  白石 成明(日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科教授)
 司会  澁川 武志(滋賀医科大学医学部附属病院)
○教育講演
 テーマ 科学的介護情報システム(LIFE)の目的と活用について
 講師  福田 亮介(厚生労働省老健局老人保健課介護保険データ分析室室長)
 司会  森下 慎一郎(福島県立医科大学)
 

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本学術大会に関するQ&A


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参考

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