研究会の基本方針

我が国の筋骨格系機能障害に対する理学療法の研究推進を図るとともに、国際的に標準化された教育環境を維持し、理学療法士の知識と技能の向上を支援することで、医療の発展と国民の健康増進に寄与する。
 

展望 

1. 徒手療法に関する用語の定義と使用方法の明確化
我が国において徒手療法に関する分類や定義は明確ではない。徒手療法、徒手理学療法の国内における用語の定義を明確にし、名称の使用方法について本研究会が提言していく。

2. 徒手理学療法の効果検証のための患者立脚型アウトカム指標の推奨
徒手理学療法の効果検証(図)のための研究活動を推進し、データベース構築へ向け標準的なアウトカム指標が必要になる。近年、各疾患ガイドラインでも推奨されている患者立脚型アウトカムの利用を推奨すべく、臨床現場の状況把握と問題点の整理を行う。

3. 筋骨格系理学療法に必要な徒手的技術に関する教育内容の検討
エビデンス構築のためには、技術の標準化も求められる。若手理学療法士や教育機関の徒手的技術教育に関する見解や状況を調査し、徒手的技術の卒前・卒後教育の在り方について検討する。

4. 会の法人化
本研究会主催の学術大会の開催など学術活動を推進し、法人学会へと発展させる。