日本小児理学療法学会理事長挨拶
小塚 直樹 理事長
北海道千歳リハビリテーション大学
健康科学部リハビリテーション学科 理学療法学専攻
教授
札幌医科大学
名誉教授
小児理学療法学の信念に基づき、こどもやご家族の健康と幸福に寄与します。
2024年6月8日の社員総会を経た翌9日の理事会での推薦をいただき、引き続き本学会の理事長を拝命いたしました。まずは2年間の運営を理事の先生方と共に、誠心誠意をもって執り行っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
2023年4月、こども家庭庁が発足、始動しました。こどもとこどもを取り巻く環境を注視し、課題を整理しながら、こどもやご家族の健康と幸福をこれまで以上に尊重していく時代となりました。本学会は、こども家庭庁の理念や政策を理解し、科学と技術を有機的に結び付ける小児理学療法学の信念に基づき、多くの課題に対応しながら、こどもやご家族の健康と幸福に寄与していくことをその使命にしたいと考えております。
現在、本学会が短期的に掲げている目標のひとつは、学術団体としての格を高めるべく、日本学術会議の会員資格を得ることです。学術会議の資格要件を精査の上、本学会が法人学会となってから積み上げてきた実績を照合し、その準備を開始いたします。もうひとつは、臨床での理学療法が安心して、安全に、そして効果的に実施される拠り所となる標準化作業とガイドライン、あるいはガイドラインに準ずるものの継続的な検討を行います。これらの取り組みが、会員諸氏を勇気づけ、力強く、かつ優しい職務遂行に連動するものと考えております。
本学会は、その専門領域の特性として、多種多様な疾患を対象とし、対象となる方々の年齢は幅広いです。活動の場も医療施設にとどまらず、教育機関、福祉施設があり、療育に関連する多くの方々と連携することがその特徴と言えます。本学会が持つこの特性を活かして、こどもとご家族が求める希望に結び付く学術活動と社会活動を進めて参ります。
会員の皆さんにおかれましては、ご助力とご支援とともに、学会活動への積極的な参加をお願いいたします。
.jpg)
小塚 直樹(Naoki Kozuka)