機関誌「小児理学療法学」

< 投稿規定 >

1.本誌の目的
小児理学療法学の発展に寄与するために以下を行う。
①小児理学療法及び関連する分野における研究論文、症例報告、および実践報告の公表の場を提供する。
②小児理学療法及び関連する分野における最近の傾向や成果を紹介する総論などを掲載し、卒後の継続的な教育に寄与する。
③小児理学療法の発展に関する記録や資料を掲載する。
 
2.記事の種類
①研究論文(原著):新規性および独創性があり,明確な結論を示した論文。
②症例研究:症例の臨床的問題や治療結果について科学的に研究を行い,考察を行った論文。
③短報:研究の速報・略報として簡潔に記載された短い研究論文。
④その他:システマティックレビュー,症例報告,実践報告,調査報告など編集チームで掲載が適切と判断された論文および記事。(なお,症例報告とは症例の治療および経過などについて論理的に提示し,考察を行ったもの。実践報告とは,小児理学療法の研究・教育・臨床等の実践の中で,新たな工夫や介入,結果等について具体的かつ客観的に情報提示し,その内容が有益と判断されたもの)
 
3.投稿者の資格
 本誌への投稿は,小児理学療法学に寄与する論文であれば会員に限らず投稿を受理する。著者資格については「国際医学雑誌編集者委員会:生物医学雑誌への投稿のための統一規定」および執筆規程を参照すること。
○ 資料1:国際医学雑誌編集者委員会:生物医学雑誌への投稿のための統一規定
 
4.投稿原稿の条件
 投稿原稿は,他誌に発表,または投稿中の原稿でないこと。本規程および執筆規程にしたがって作成すること。
 
5.投稿承諾書
 著者の論文への責任および著作権譲渡の確認のため,別紙の投稿承諾書に自筆による署名をして提出すること。
 ○ 別紙1.投稿承諾書
 
6.利益相反
 利益相反の可能性がある事項(コンサルタント科,株式所有,寄付金,特許など)がある場合は本文中に記載すること。なお,利益相反に関しては日本理学療法士学会が定める「利益相反の開示に関する基準」を遵守すること。
 ○ 別紙2.利益相反自己申告書
 
7.著作権
 本誌に掲載された論文の著作権は,日本小児理学療法学会に属する。また,本誌に掲載された論文はオンライン公開される。
 
8.研究倫理
 ヘルシンキ宣言および厚生労働省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」などの医学研究に関する指針に基づき対象者の保護には十分留意し,説明と同意などの倫理的な配慮に関する記述を必ず行うこと。また,研究にあたり,所属研究機関あるいは所属施設の倫理委員会ないしはそれに準ずる機関の承認を得た場合は,倫理審査委員会名および承認番号(または承認年月日)を記載すること。
 ○資料2.人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
 
9.原稿の採択
 原稿の採否は複数の査読者の意見を参考に編集チームにおいて決定する。査読者は本学会の専門会員より選出する。査読の結果,編集方針にしたがって原稿の修正を求めることがある。修正を求められた場合は2ヵ月以内に修正稿を再提出すること。提出期限を超過した場合は新規投稿論文として扱われる。また,必要に応じて編集チームの責任において字句の訂正を行うことがある。
 
10.校正
 著者校正は原則として1回とし,誤字脱字を除く文章および図表の変更は原則として認めない。
 
11.掲載に関する費用
 規定の分量の範囲内までは無料掲載するが,超過した場合は超過分に要した実費を徴収する場合がある。
 
12.原稿送付方法および連絡先
1)原稿送付方法
 執筆規程に定めた原稿書式に則って作成した原稿ファイルを,「小児理学療法学」編集チーム( journal@jsppt.jspt.or.jp )宛にメール送付して投稿すること。
 
2)問合せ先
〒106-0032 東京都港区六本木 7-11-10
一般社団法人 日本小児理学療法士学会 「小児理学療法学」編集チーム
E mail: journal@jsppt.jspt.or.jp
 

< 執筆規程 >

1.論文の構成

1)標題(表題):内容を具体的かつ的確に表し,できるだけ簡潔に記載する。原則として略語・略称は用いない。
2)著者名:著者は当該研究・執筆に寄与するところの多い人を必要最少限に記載する。なお,審査開始後の著者の変更は原則認めない。
3)要旨:「目的」「方法」「結果」「結論」について項を分けて簡潔に記載する。また,研究論文(原著),短報以外の記事の種類の論文においては,著者の判断で項目名を変更してもよい。
4)キーワード:3~5つとする。
5)本文:本文は原則以下の項目に沿って本文を構成すること。ただし,研究論文(原著),短報以外の記事の種類の論文においては,著者の判断で項目名を変更してもよい。
①はじめに(序論,緒言)
 研究の背景,臨床的意義,研究の目的,取り扱っている主題の範囲,先行研究との関連性の明示などを記述する。
②対象および方法
 用いた研究方法について第3者が追試できるように記述する。倫理的配慮も記述すること。
③結果(成績)
 研究で得られた結果を本文および図表を用いて記述する。データは,検証,追試を行いやすいように図(グラフ)よりも表にして数値で示す方が望ましい。
④考察(分析)
 結果の分析・評価,今後の課題,などを記述する。
⑤結論
 研究で得られた結論を200~300字で簡潔に記述する。
⑥利益相反
 利益相反の有無について記載する。
⑦謝辞
 著者資格には該当しない研究への貢献者については謝辞に記載する。
6)文献:引用文献のみとする。
 
2.投稿原稿の構成
 本文,図表,図表の説明文で構成する。
 投稿原稿の書式は,本ページよりダウンロードして使用すること。
 ○ 別紙3.投稿書式
 
3.原稿の規程分量
 研究論文(原著),症例研究,システマティックレビューは,要旨・英文要旨・文献・図表を含んで原則として16,000字相当。短報は要旨・英文要旨・文献・図表を含んで原則として9,600字相当。その他は要旨・文献・図表を含んで原則として12,800字相当。図表は,刷り上がり1/4頁大のもの1個を400字として換算すること。
 
4.要旨
 論文には和文の要旨(400字程度)と英文の要旨(250語程度)をつけること。
 
5.図表
 図・写真・表:図・表は本文に出てくる順に,それぞれ一連番号をつける。グラフィック表現および写真は図に含める。図の番号および表題は図の下に,表の場合は表の上につける。図・表の転載は投稿前に著者の責任で転載許可をとり,投稿時に許可書を提出すること(書式任意)。図表の説明(キャプション)は図表の後に頁をあらたにして記載すること。必要がない限り表に縦線は使用しないこと。
 
6.文献
 引用文献は本文の引用順に並べる。雑誌の場合は著者氏名,論文題目,雑誌名,西暦年号,巻,頁(最初-最終)の順に書き,単行本の場合は著者氏名,書名,編集者名,発行所名,発行地,西暦年号,頁を記載する。文献名の省略は米国国立医学図書館の方法にしたがうこと。引用文献の著者氏名が3 名以上の場合は最初の2 名を記載する。
 ○ 資料3.米国国立医学図書館
[例]
1)宮本謙三,竹林秀晃,他:加齢による敏捷性機能の変化過程― Ten Step Test を用いて―.理学療法学.2008; 35: 35‒41.
2)Tompkins J, Bosch PR, et al.: Changes in functional walking distance and health-related quality of life after gastric bypass surgery. Phys Ther. 2008; 88: 928‒935.
3)信原克哉:肩―その機能と臨床―(第3 版).医学書院,東京,2001,pp. 156‒168.
4)Kocher MS: Evaluation of the medical literature. Chap 4. In: Morrissy RT and Weinstein SL (eds): Lovell and Winter’s Pediatric Orthopaedics. 6th ed, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2006, pp. 97‒112.
5)名郷直樹:EBM の現状と課題,エビデンスに基づく理学療法活用と臨床思考過程の実際.内山靖(編),医歯薬出版,東京,2008,pp. 18‒38.
6)厚生労働省ホームページ 障害者白書平成23 年度版.http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h23hakusho/zenbun/index.html(2011 年12 月19 日引用)
7)Abood S: Quality improvement initiative in nursing homes: the ANA acts in an advisory role. Am J Nurs. 2002 Jun [cited 2002 Aug 12]; 102(6): [about 1 p.]. Available from: http://www.nursingworld.org/AJN/2002/june/Wawatch.htmArticle
8)Zhang M, Holman CD, et al.: Comorbidity and repeat admission to hospital for adverse drug reactions in older adults: retrospective cohort study. BMJ. 2009 Jan 7;338:a2752. doi: 10.1136/bmj.a2752. PubMed PMID: 19129307; PubMed Central PMCID: PMC2615549.
9)Cancer-Pain.org [Internet]. New York: Association of Cancer Online Resources, Inc.; c2000-01 [updated 2002 May 16; cited 2002 Jul 9]. Available from: http://www.cancer-pain.org/.
10)American Medical Association [Internet]. Chicago: The Association; c1995-2002 [updated 2001 Aug 23; cited 2002 Aug 12]. AMA Office of Group Practice Liaison; [about 2 screens]. Available from: http://www.amaassn. org/ama/pub/category/1736.html
 
7.数量の単位
 単位は原則として国際単位系(SI 単位)を用いる。長さ:m,質量:kg,時間:s,温度:℃,周波数:Hz 等。
 
8.略語
 略語は初出時にフルスペルあるいは和訳も記載する。
 
9.機器名の記載法
 機器名は,「一般名(会社名,製品名)」で表記する。なお,統計ソフトは「製品名,バージョン番号,会社名」とする。
 
10.英文要旨について
 原則としてネイティブ・スピーカーの校閲を著者自身の責任で受けること(英文校正証明書の提出を求める場合がある)。
 
11.附則
 この規程は2022年6月14日より施行する。本規程の改廃は「小児理学療法学」編集チームの決議による。
 
一般社団法人 日本小児理学療法学会 「小児理学療法学」編集チーム