2020.05.04

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本小児理学療法学会からの関連情報

 感染が拡大している新型コロナウイルス感染症については、「緊急事態宣言」のもと、国民が一丸となって立ち向かっているところです。
 この事態を受けて、日本理学療法士学会は、各学会より専門的な立場からの情報発信をすることとなりました。
 当学会では、二つの状況に焦点を当て、対応しております。一つは子どもを対象とした理学療法を実施する際に、感染症を「正しく恐れて」進めるための情報、二つはStay homeが続く中、子どもの心身の変容を知り、育児、療育を進めるにあたって留意するための情報です。
 今後も感染拡大を受け、医療現場では条件付きの理学療法の実施や外来休診、学校現場では休校、休園が引き続き、あるいは拡大するため、普段とは異なり、長時間家で過ごされる子どもが増えることが予想されます。このような状況下で、我々に関わる様々な安心・安全を担保するための二つの情報となっています。
 臨床の前線においては、現状での対応の確認をしていただき、ご家族への指導においては子どもの健やかなる成育のためのアドバイスとしてご利用下さい。
必ず平穏な日常生活は戻ります。その時へのソフトランディングのためにも、我々がどの線上を歩むかが問われます。今回の対応が、子どものためだけでなく、ご家族にとっても不安や負担の少ない理学療法を提供するための一助となれば幸いです。
 

令和2年5月1日
代表運営幹事 小塚 直樹(札幌医科大学) 

 

1.日本小児理学療法学会として、感染予防の情報が入手しにくい小規模施設・訪問事業等を主な対象とし、COVID-19感染対策についての情報をまとめました。
 
感染予防対策チーム2020年5月2日中間報告
 

2.COVID-19感染症の対策に含まれる、教育関連機関の休校、休園及び医療現場の休診、在宅時間の増加による二次的な障害に対する対策をまとめました。
 
運動発達チーム_体力編
運動発達チーム_運動発達編