研究会主催 学術事業

1. 方針及び内容

ウィメンズヘルス理学療法領域における適切な情報を共有するとともに,部門員の知識・技術の発展を目指し,日本における当該領域の骨幹となる研修会を確立・提供します.

 

2. 研修会の内容

① 骨盤底理学療法(Pelvic Health Physical Therapy)
② 産前産後理学療法(Peri-natal Physical Therapy)

 

3. 研究会のシステム

上記研修会内容①②において,レベルⅠ・Ⅱ(①②共通)と各内容別に開講されるレベルⅢa・Ⅲbを提供します.レベルⅡ以降の受講には,その受講レベルよりも下位レベルの受講が全て完了している必要があります.
  例.レベルⅢb:骨盤底理学療法Bを受講希望の場合
   → レベルⅠ・Ⅱ(共通),レベルⅢa:骨盤底理学療法Aの受講が完了していること

4. 研修会内容の詳細(予定)

内容は予定です.途中,変更の可能性もありますので,ご了承ください.


□ レベルⅠ(共通):講義と実技

講義:骨盤底の解剖(骨・靭帯・筋),運動(機能),骨盤内臓器(膀胱・子宮・腸),排泄機能(排尿・排便の生理学的機序),等

実技:骨盤底の体表触診,理学療法評価(会陰腱中心・尾骨・肛門挙筋),骨盤底と他部位との関連性,骨盤底筋トレーニングの基礎(収縮・弛緩・ bulging),骨盤底筋トレーニング,PERFECT,等
 

□ レベルⅡ(共通):全て講義

泌尿器科:下部尿路症状,検査・評価⽅法(フローボリューム,ウロダイナミクス),治療法(アルゴ リズム),PTが知っておくべきリスクやその管理 ,等

産婦人科:妊娠中(初・中・後期)に⽣じる⺟体の⾝体的変化,検査・評価⽅法,治療法(アルゴリズム),PTが知っておくべきリスクやその管理,妊婦における理学療法介⼊基準,等

□ レベルⅢa:骨盤底理学療法A:講義・実技・症例検討

講義:⾻盤底のクイックレビュー,泌尿器科の病態(SUI・UUI・MUI),理学療法評価(問診:問診票,排尿⽇誌),等

実技:理学療法評価(⾻盤のアライメント評価・腹壁(Tr.A,DRA)評価,腹腔内圧上昇時の評価を含む),⾻盤底筋トレーニング ,超⾳波エコーを⽤いた評価とレーニング(経腹法―短軸・⻑軸),等

症例検討

 

□ レベルⅢb:骨盤底理学療法B:講義・実技・症例報告

講義: 泌尿器科の病態(POP,性機能障害,メンズヘルス,CPGP),理学療法評価(問診:問診票,排尿⽇誌),デバイスを⽤いた評価・PFMT(低周波刺激療法,磁気刺激療法,⼲渉波刺激療法),他デバイスを⽤いた保存療法(ペッサリー,膣コーン等),等

実技:膣圧計による骨盤底機能評価,超⾳波エコーを⽤いた評価とトレーニング(経会陰法―⻑軸),⾻盤底筋トレーニング(release,BFB:経膣筋電図),等

症例報告