概要
設立の趣旨
日本スポーツ理学療法学会は、スポーツ理学療法に関係する基礎研究、臨床研究を推進し、関係分野との学術的交流をはかり、研究内容に関する包括的検討を加え、その効果と根拠を学術的に探求していく。その活動は、国内のみにとどまらず国際的な学術交流を含み、理学療法とスポーツの発展に寄与することを目的とする。
目的
一般社団法人日本スポーツ理学療法学会は、スポーツ理学療法に関する知識の普及、学術文化の向上に関する事業を行い、医療及び社会福祉の充実に寄与することを目的とする。
事業
(1)学術大会等の開催(研究成果の発表や情報交換)
(2)会誌及び図書等の刊行
(3)スポーツ理学療法学に関する教育・研究
(4)スポーツ理学療法学の啓発・普及活動ならびに政策等の提言
(5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
これらの事業は日本全国及び必要に応じて海外において行うものとする。
主な領域
スポーツ理学療法は、様々な目的をもってスポーツに取り組む対象者が、効率よく安全にスポーツ活動を実践できるよう、理学療法士の知識や技能を活用していくものである。その主な目的と場面は次のものになる。
●外傷、疾病、等による身体的問題によって、スポーツ活動の休止や制約を余儀なくされた者や、スポーツ活動時の身体的不具合を有している者を対象として、早期に良い身体状態でのスポーツ再開・復帰を可能にする。
●スポーツ活動に、様々な目的で取り組む人々(年齢層、性別、活動レベルや競技種目を問わず)を対象として、より良い身体状態でのスポーツ実践、外傷や疾病の予防、スポーツ能力およびパフォーマンスの向上をはかる。
●アスリートのサポートに関する知見や経験を日常的な活動の場面にも展開し、広く国民の健康増進に寄与する。
スポーツ理学療法として、包括すべき主な研究領域と内容は次のようなものになる。
1.スポーツ分野における理学療法の応用
●スポーツ再開、復帰を目標とした外傷後、疾病後のリハビリテーション
●スポーツ活動の実践にあたってのリコンディショニング、コンディショニング、パフォーマンス向上
●スポーツ活動時の外傷・障害予防、疾病予防
●スポーツ実践能力の向上
●心身の健全な育成に関わる学校保健
●障がい者のスポーツ活動実践に対する支援
2.スポーツ理学療法の対象
●スポーツ選手・アスリート(健常者、障がい者)
●スポーツ愛好者(健常者、障がい者)
●健康増進スポーツ実践者
●児童、生徒
3.スポーツ理学療法の内容
●運動療法(各種エクササイズ)
●物理療法
●徒手療法
●補装具、補助具、用具・道具、テーピング
4.スポーツ活動を制約する疾患の病態、機能不全によるスポーツ活動への影響
●運動器疾患:スポーツ外傷と障害(急性外傷と慢性外傷)
●循環器疾患
●呼吸器疾患
●身体的欠損、麻痺等を伴う疾患
●その他
登録会員数
2015年4月1日時点 3,840名
2020年4月1日時点 10,472名
2021年6月~ 一般社団法人日本スポーツ理学療法学会 設立
2024年11月11日時点 総会員数1,428名
会員数 | |
専門会員A | 482 |
専門会員B | 0 |
一般会員 | 904 |
学生会員 | 42 |