キーワードを探す -PEDro検索の幅を広げるためのノウハウ-

私たちがPEDroを理解する過程で、つまずきやすいのはこのキーワード選びでしょう。日本語で思い当たる単語があっても英語がわからず辞書を引くと、そこで時間をとられてしまいます。さらにせっかく辞書で引いた単語で検索してもヒットしないともうお手上げです。

例えば、「脳卒中」に関連したことを調べたい場合、キーワードとして思いつく単語「CVA」、「stroke」について試してみましょう。
PEDroのsimple search で検索すると、「CVA」では20件ですが「stroke」では849件もヒットします。目的の文献にたどり着くためには関連のキーワードをいくつか用意しておいたほうが効率的な場合が多いようです。

そうはいっても、なかなか英語的な表現は非英語圏の私たちには難しいものです。
そこで、キーワードとなりうる関連語、類義語や検索語を表示してくれるサイトを紹介します。

WebLSD Online Life Science Dictionary

MeSH Browser

特にWebLSDは、日本語で単語を入力しても英単語で関連語句や用例も表示してくれるのでたいへん便利です。

ちなみに先ほどの「脳卒中」をWebLSDで引いてみると、あっという間に下記の語句が表示されます。
acute stroke, apoplexia cerebri, apoplexy, attack, bout, cerebral apoplexy, cerebral stroke, cerebrovascular accident, cerebrovascular stroke, crises, crisis, CVA, insult, paroxysm, seizure
これだけあれば、キーワードの候補として十分であり、文献を見つけるための手助けになります。

また、MeSH Browserは、国際標準とされている検索語であるMeSH termのデータベースを検索できる公式サイトです.非常に有用ですが、使いこなすまでに少々時間がかかります。

MeSHを利用した検索については、このサイトの「理学療法の対象疾患別推奨キーワード一覧(MeSH term)」のコーナーを是非参照してくだい。

2009年05月01日掲載

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