第5回日本予防理学療法学会学術大会

栄養・嚥下理学療法部門
文・撮影 運営幹事(広報)中島 活弥
栄養・嚥下理学療法部門の中島です。
平成30年10月20日(土)7:00
準備委員達が集合する時間。
本日より学術大会が始まります。我が栄養・嚥下理学療法部門も共催させて頂き、日本予防理学療法学会学術大会準備委員の皆様と一緒に1年以上かけて準備してまいりました。
今回の学会で栄養・嚥下部門が関与した内容は,特別講演(栄養),シンポジウム,口述発表2セッション,ポスター2セッション,ランチョンセミナー(共催クリニコ)でした。
また、栄養の演題数19,嚥下4の合計23演題でご発表頂きました.
開会式前 写真左から島添準備委員長、廣滋大会長、明日副大会長、吉田副大会長
本学会での「栄養・嚥下理学療法部門」企画第1段はランチョンセミナー。
「サルコペニアとリハビリテーション栄養」
講師は、熊本リハビリテーション病院 リハビリテーション科 副部長、栄養管理部長、 NST チェアマン 吉村 芳弘先生。
座長は山田実運営幹事。
サルコペニアの考え方からリハビリテーション栄養の実際を熊本リハビリテーション病院の実践を踏まえてご講演下さいました。
栄養理学療法の道しるべとなる内容でした。
会場は満席どころか、立ち見の方々まで!
様々なメディアで吉村先生とチームの取り組みがご紹介されているので、是非インターネットで検索してみて下さいとは吉村先生の弁。
あっという間に時間は過ぎ、自分の座長まであと15分。急いで自身の会場に向かうのでした。
この時間前に、ポスター演題6で 座長 小泉運営幹事の下ポスターセッションが行われておりました。
広報写真撮影の限界と申しますか、言い訳ですが写真に収めることができませんでした。
ただポスター会場も多くの参加者で熱気がすごく、とてもカメラを向ける(シャッター音を出す)雰囲気ではなかった事だけ申し添えます。
平成27年に新設5部門の一つとして日本理学療法士学会に誕生した栄養・嚥下理学療法部門。
この小倉の地で初の口述発表が始まります。
その座長に私が任につきました。
6演題各々創意工夫がなされ、興味深い発表ばかり。
フロアからも活発なご意見がありました。建設的な討議に安堵したのか、私が2~3度ミスをしたのはご参加頂いた皆様の胸の中に秘めておいてください。
60分の枠で何とか時間内にまとめることができ、皆様のご協力に感謝いたします。
このセッション後話したりない参加者と廊下で更に60分語ったことは、次回に活かしたいと思います。
演者 筑波大学大学院 山田 実先生
←栄養・嚥下理学療法部門 運営幹事 同時登壇→
座長 田村外科病院 高橋 浩平先生
大会二日目 朝一番のセッションは「口述 栄養・嚥下2」
「サルコペニア・ダイナペニア高齢者に対する運動と栄養の併用療法の効果-骨格筋内脂肪の 抑制に着目して:無作為化比較対照試験-」筑波大学人間系 山田 実先生をはじめ全5演題。座長は高橋運営幹事。
会場はメインホールという事もあり、高橋運営幹事とその大きさに圧倒されましたが、朝早くから多くの方がご参加くださり、改めてこの分野の注目度を実感しました。
吉田代表運営幹事
総合討論
「予防理学療法領域における産業・栄養・嚥 下部門の活動から相互作用を見出す」
東京都老人総合研究所
介護予防研究テーマ、高齢者健康増進事業支援室 研究部長
大渕 修一先生
マツダ病院 リハビリテーション科 療法士長
山崎 重人先生
高崎健康福祉大学 理学療法学科 教授
吉田 剛先生
座長
広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 理学療法学専攻 教授
浦辺 幸夫 先生
のもと会が始まり、各々の代表運営幹事の皆様から各々の分野についてご講演され、座長の浦辺先生がおまとめになり、3つの学際分野がオーバーラップする可能性を示したシンポジウムでした。
次大会長:浦辺 幸夫先生(広島大学大学院医歯薬保健学研究科)
第6回日本予防理学療法学会学術大会は2019年10月19日(土)20日(日)に広島国際会議場で開催されます。ホームページはこちら
当部門も参加に向け準備中です。
運営幹事 中島活弥 吉田剛 南谷さつき 山田実 小泉千秋 高橋浩平
第5回日本予防理学療法学会学術大会は、参加者1180名(うち日本理学療法協会会員1009名)のご参加をいただきました。栄養・嚥下理学療法部門としては初の学術大会の運営で全ての事が初めてで、全ての事が刺激的でした。
また各会場に多くの参加者が足を運んでくださり、また廊下やその他の場所でもお声がけ頂いたことは、運営幹事一同感謝の念でいっぱいです。
講師の先生方、座長の皆様、演者の皆様、ご参加下さった皆様に改めてお礼申し上げます。
そして、廣滋 恵一大会長をはじめとする準備委員の皆様に深謝いたします。
来年の日本予防理学療法学会学術大会は広島です。
当部門も協働できるよう準備を進めてまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。