理事長挨拶

一般社団法人 日本栄養・嚥下理学療法学会 理事長 内田学

一般社団法人 日本栄養・嚥下理学療法学会 理事長 内田学


 このたび、日本栄養・嚥下理学療法学会理事長の重責を理事会のみなさまのご推挙を頂き、務めさせて頂くことになりました。2015年12月に設立された日本栄養・嚥下理学療法研究会は、学術活動の発展、臨床研究の推進、臨床技能の開発など、多岐にわたる成果を示してまいりました。これまでの御厚誼いただいた関係各所の皆様には衷心より幾重にも御礼申し上げます。
 本研究会は、2023年4月3日より一般社団法人日本栄養・嚥下理学療法学会として新たな門出を迎えることとなりました。会員の皆様におかれましては、これまで以上に学会の活性化を目指したお力添えを賜りたく存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。法人格を取得する事の社会的責任は非常に大きく、国民の健康に寄与する事を第一義に考えていかなければなりません。その大きな責任を果たすべく、「栄養」と「嚥下」というエッセンシャル機能に対して、我々が保有する専門性の高い理学療法評価・技術を最大限に駆使していかなければなりません。そして、昨今の大きな課題となる低栄養、サルコペニア、嚥下障害に対して、他の専門職種と協働し少しでも貢献できる学術団体として発展し続けていかなければなりません。
 新しい学会として舵をきりましたが、学会運営の独立性確保、学術誌の発刊、ガイドラインの作成など、今まで以上に活発な活動を展開していく予定です。課題は多く残りますが、いずれも一朝一夕で達成できるものではありません。一つ一つ成し遂げていくためにも、理事、監事、評議員、専門会員、そして日本栄養嚥下理学療法学会の会員の皆様と力を合わせて取り組んでいく所存です。
 より良い日本栄養・嚥下理学療法学会の構築を目指して役員が一枚岩となって精進いたしますので、皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。


 

2023年4月3日
一般社団法人 日本栄養・嚥下理学療法学会
 理事長 内田学