2023.12.29

第10回日本小児理学療法学会学術大会報告

参加者数:562名
内訳 事前参加登録数:小児理学療法学会会員:162名
                              (専門会員A:73名、一般会員86名、学生会員3名)
           学会非会員(PT協会員):300名
           PT非協会員:7名 
           他職種(医師、作業療法士等):31名
           学生:16名
           当事者・家族:10名
 
本学術大会での演題審査結果
演題数:114演題(表彰候補演題12演題・ポスター102演題)
採択率:100%(演題登録数114演題、採択数114演題)
 
最優秀賞
「デュシェンヌ型筋ジストロフィーマウスモデルに対するジストロフィンタンパク補充は運動機能改善に作用する」
京都大学iPS 細胞研究所 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻
吉岡 クレモンス紀穂 先生
 
優秀賞
「3~12 歳児における歩行中の関節運動パターンの発達」
札幌医科大学附属病院 リハビリテーション部
宮城島 沙織 先生
 
「General Movements可聴化の試み」
東京都立大学 大学院人間健康科学研究科
儀間 裕貴 先生
 
奨励賞
「脳性麻痺児・者の歩行効率に関する要因-歩容異常の影響」-
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科
  石本 壮星 先生
 
「脳性麻痺患者におけるPosture and Postural Ability Scaleの信頼性と妥当性の検討」
東京都立大学大学院人間健康科学研究科理学療法科学域 / 相模原療育園 
木村 優希 先生
 
学術大会長賞
「7~12歳の定型発達児における運動学的分析による縄跳び動作の特性」
大分大学大学院 福祉健康科学研究科健康医科学コース
 黒木 尭稀 先生
 

                                             日本小児理学療法学会


 

学術大会お礼のご挨拶
 
 2023年10月21日(土)から10月22日 (土)までの2日間、グランドパーク小樽(北海道小樽市)において、第10回日本小児理学療法学会学術大会を開催しました。2019年11月に福岡で開催した第7回学術大会以来の対面での開催となりました。準備委員会を立ち上げた当初より、「対面」、「対面とオンラインによるハイブリッド」、「対面とオンデマンド配信」の選択肢があり、状況を観ながら最終的には対面とオンデマンド配信を採用し、準備を進めていきました。
 テーマは「子どもと家族の健康と幸福のための理学療法学」として、今まで我々が行ってきた医療行為が子どもや家族の健康と幸福にどのように寄与してきたかを多角的に学び、問い、議論することでこれからの理学療法学に有益な足跡を残すことを目的としたフレームで構成しました。
 学術大会長講演、特別講演Ⅰ・Ⅱ、教育講演はいずれもこのテーマに沿った内容であり、シンポジウムⅠ・Ⅱでは、それぞれ第一線の研究者と臨床家が、健康と幸福についてどのように考え、研究や臨床理学療法を実践しているかを討論することが出来ました。
 2020年初頭にCOVID-19が出現して以来、ライフスタイルや社会の情勢が変わりました。本年5月に5類感染症移行となり、感染制御に対する自己責任が強化されるなかでの対面開催となり、多少の不安はあったものの皆さまのご理解とご協力、大会運営に関わる全ての皆さまのおかげで、何事もなく大会を終了することが出来ました。本大会が無事に終了したことについて、当学会理事の皆さまおよび日本理学療法学会連合学会支援係の皆様には多くのご指導をいただきました。また、ご講演いただきました講師、座長の皆様、発表いただいた皆様、参加者の皆様、協賛企業の皆様、そして長期間にわたりともに開催準備に携わっていただいた準備委員の皆様に、あらためて心より深く御礼申し上げます。
 日本小児理学療法学会では、次年度の学術大会を福島で開催することで計画を進めております。今後の増々の発展に向け、当学会が未来ある子どもの健康と幸福な生活のために、ご家族の健康と幸福な生活のために、我々の健康と幸福な生活のために邁進すること祈念し、お礼のご挨拶とさせていただきます。
 皆様の益々のご発展とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 
 
 
                       令和5年12月28日
                       第10回日本小児理学療法学会学術大会
                           学術大会長  小塚 直樹
                           副学術大会長  横井 裕一郎
                                    井上 和広 
                           準備委員長  樋室 伸顕