第10回日本理学療法教育学会学術大会

大会長挨拶

「理学療法教育の進化~未来のカタチを求めて~」
 
 今般のCOVID-19による影響は日本国内に留まらず世界的なパンデミックを引き起こし、ここ近年では地震や水害などの自然災害も各地で発生し私たちの生活に大きな影響を与えています。このことは、医療・介護・福祉の一翼を担う理学療法の世界にも影響を与え、臨床や教育など様々な領域で今までにない様々な経験や対応を迫られたことと思います。
 この変化の中で、理学療法教育の卒前教育においては対面学習からICTを活用した遠隔学習へ大きくシフトし、様々な学習方法に取り組まれ目まぐるしい進化を遂げています。
臨床実習においては実習施設の状況が一変し、受け入れに大きな制限がかかり学生の皆さんが実際の臨床を体験する機会は減少しました。そのような状況で理学療法士として入職した方も多く、受け入れられる施設の卒後教育や新人育成にも変化があるのではないでしょうか。
 今回のテーマに掲げた「理学療法教育の進化~未来のカタチを求めて~」はCOVID-19により理学療法教育に大きな変化をもたらしている現状よりピンチはチャンスとすべく進化し、新しい理学療法教育を見出しているのではと感じております。近い未来に向けて多くの理学療法教育に関わる皆さまと共に本学会で多くの情報発信をいただきそして考え、気づく機会になればと思っております。
 今回の企画では日本理学療法管理研究会と合同のシンポジウムを2題、教育講演を1題、シンポジウムを2題、一般の演題発表を予定しております。
 2020年度に引き続き、日本地域理学療法学会、日本支援工学理学療法学会、日本理学療法教育学会、日本理学療法管理研究会と共に合同での学術大会、研究大会の開催となります。
 当初、熊本での開催を企画してまいりましたがこのコロナ禍の状況となりオンライン開催とさせていただくことになりました。オンライン開催のメリットを最大限に活かし多くの方へ学びの機会、情報提供・共有の機会となりますよう努めてまいります。
本年度より日本理学療法教育学会が一般社団法人化となり第1回目の学術大会となります。今後の理学療法教育の世界に明るい光を照らす事ができる学術大会になるよう準備に精進しております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 
第10回日本理学療法教育学会学術大会
学術大会長 松本 泉

開催概要


1.名 称
第56回日本理学療法学術大会
第10回日本理学療法教育学会学術大会
2.会 期 2021年12月4日(土)、5日(日)
3.会 場 完全オンライン開催
4.テーマ 理学療法教育の進化~未来のカタチを求めて~
5.学術大会長 松本 泉(株式会社シーユーシー)
6.準備委員長 緒方 茂(熊本駅前看護リハビリテーション学院)
7.合同大会WEB https://56thjsccpt-jsatpt-jspte-jsptm2021.org/about

地域理学療法、支援工学、管理との合同学術大会となります。合同大会のホームページはこちらから

学会ポスターはこちらから

【共同開催学会】本学術学会は、第56回日本理学療法学術大会の1つとして開催されます。
日本地域理学療法学会・日本支援工学理学療法学会・日本理学療法教育学会・日本理学療法士学会理学療法管理部門の共同にて、日本地域・支援工学・教育理学療法学会合同学術大会2021として共同開催するものです。

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