第58回日本理学療法学術大会
第12回日本理学療法教育学会学術大会


※本学術大会は、第58回日本理学療法学術大会の1つとして開催されました。

 


第12回日本理学療法教育学会学術大会は、
大変多くの方にご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。
ご参加、ご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

参加者数: 323 名  演題数: 93 演題


第12回日本理学療法教育学会学術大会 終了の御礼

謹啓
 時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、この度、令和5年12月9日・10日に開催致しました第12回日本理学療法教育学会学術大会におきまして、格別のご指導とご支援を賜りまして誠にありがとうございました。幸い連日好天にも恵まれ、323名と非常に多くの皆様にご参加いただき、盛況裡に終了することができました。お蔭さまで本学会では、会期を待たずに参加申込の上限人数に達しました。また、口述発表18題・ポスター発表75題と、多くの方に理学療法教育を前進させる有意義なご発表を賜りました。これもひとえに皆様のご協力とご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。
 コロナ禍の中でオンライン開催が主流となる中、人と人が直接触れ合い、熱量が伝わる対面開催にこだわり準備を進めてまいりました。大会長の我儘に付き合い奔走して下さった準備委員の先生、当日スタッフの先生、学生スタッフの皆様にこの場をかりて御礼申し上げます。
 本学会では学習科学をテーマとして開催致しました。臨床においてはEBMでの理学療法が実践されておりますが、理学療法教育になると科学ではなくartの部分に寄っているように感じることがあります。改めて学習科学というものを意識し、日々の教育実践を見直すきっかけとしていただければと各企画を検討・準備してまいりました。御登壇いただいた各講演の先生には意図を十二分に汲んでいただき、大変有意義な内容の御講演を賜りました。演題発表におきましては、学習科学を前進させるような取り組みや、理論を基にした日々の教育実践での報告がありました。御講演や発表後のやり取りにおいては、活発なやり取りが展開されており、先生方の教育への熱量を肌で感じることができました。対話が生まれることを大事にして進めてきた学術大会であったことから、方々で対話が展開されている場面を拝見し充実感で満ちた2日間を過ごすことができました。
 学術大会の運営にあたりましては、不行届きの点も多々あったかと存じますが、不慣れな大会運営のため何卒、ご寛容下さいますようお願い申し上げます。
 理学療法教育についてはまだまだ多くの課題があります。すぐには解決しないことも多々ございますが、この大会が理学療法教育の益々の発展に繋がることを祈念し、大会長の御礼の挨拶とさせて頂きます。
 皆様の益々のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
謹白
 
第12回日本理学療法教育学会学術大会
学術大会長 加藤研太郎
 
2023年12月吉日

   学術大会長  <br>   加藤研太郎

   学術大会長
   加藤研太郎


表彰演題

口述

最優秀賞 理学療法士養成機関における災害時対応に関する教育の実施状況:避難行動要支援者の個別避難計画作成に着目して
    福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座 森山信彰
優秀賞 疾患のある方に対して理学療法プロセスを実践する新たな授業形式の検討
    松江総合医療専門学校理学療法学科   馬庭春樹

ポスター

最優秀賞 医療系学生の“やり抜く力”を評価する短縮版Grit scaleの構成概念妥当性 -Rasch分析による検証-
    東京国際大学医療健康学部       川崎翼
優秀賞 COVID-19パンデミック下におけるオンライン海外研修の教育効果:理学療法学生の社会的情動スキルと粘り強さの評価
    城西国際大学福祉総合学部理学療法学科 桑江豊

開催概要

テーマ 学習科学に基づいた教育活動の実践
~学習を成功に導くための教育とは~
会期 2023年12月9日(土)10日(日)
会場 大宮ソニックシティ
〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5
大会長 加藤 研太郎
(上尾中央医療専門学校) 
※所属等は2023年9月末現在のものです。
副大会長 高島 恵
(上尾中央医療専門学校)
準備委員長 白石 和也 
(上尾中央医療専門学校)