早期公開論文のお知らせ(2026年9月)
日本栄養・嚥下理学療法学会雑誌に採択された論文が早期公開されています.
【原著論文】
回復期脳卒中患者におけるサルコペニア肥満改善と日常生活動作自立度との関連
木須 達哉・松下 武矢・小川 健治・西岡 心大・中島 龍星・鬼塚 伸也
担当編集者のコメント
本論文は、回復期リハビリテーション病棟に入院したサルコペニア肥満を有する脳卒中患者を対象に、サルコペニア肥満の改善と退院時FIMとの関連を検討した研究です。サルコペニア肥満の改善そのものでは退院時FIMとの明確な関連は認められなかった一方、その構成要素である筋力や身体組成の複数の指標の改善と退院時FIMとの関連が示されました。これらの結果は、脳卒中後のサルコペニア肥満への対応において、単一の指標だけに着目するのではなく、筋力、筋量、体格などの複数の側面を包括的に捉えることの重要性を示唆しています。脳卒中患者の身体機能や栄養状態を評価し、運動療法と栄養管理を組み合わせた介入を実践する理学療法士をはじめ、多職種の臨床・研究活動に参考となる知見です。
