英文誌「Physical Therapy Research」
英文誌PTR投稿について
英語版PTRサイトについて
英文誌を読もう!
PTR26巻1号
Physical Therapy Research 26巻1号では、Review 2編、Scientific research article 3編が掲載されました。Wu氏は、心不全患者に対する理学療法の最新知見をreviewしています。Morishita氏は、がんサバイバーにおいて運動療法の重要性を示しています。Nonaka氏は、急性増悪により再入院した心不全患者の特性を検討しています。Oka氏は、高齢者に対する低値振動刺激によるバランス能力の改善効果を検証しています。Otake氏は、特発性肺線維症では運動時の酸素飽和度低下を評価することの重要性を示しています。どの論文も臨床に役立つ知見です。ぜひご覧ください。
『Physical Therapy Research』編集委員 山口 智史
PTR26巻1号ダウンロードはこちら【PDF: 1439KB】
Physical Therapy Research 26巻1号では、Review 2編、Scientific research article 3編が掲載されました。Wu氏は、心不全患者に対する理学療法の最新知見をreviewしています。Morishita氏は、がんサバイバーにおいて運動療法の重要性を示しています。Nonaka氏は、急性増悪により再入院した心不全患者の特性を検討しています。Oka氏は、高齢者に対する低値振動刺激によるバランス能力の改善効果を検証しています。Otake氏は、特発性肺線維症では運動時の酸素飽和度低下を評価することの重要性を示しています。どの論文も臨床に役立つ知見です。ぜひご覧ください。
『Physical Therapy Research』編集委員 山口 智史
PTR26巻1号ダウンロードはこちら【PDF: 1439KB】

- Physical Therapy for Adults with Heart Failure
-
本総説論文では、心不全の最新診断、分類、治療ガイドラインについて紹介するとともに、心不全患者に対する理学療法のエビデンスを示しています。また、心血管患者はCOVID-19による症状増悪の可能性が指摘されていることから、心不全とCOVID-19の関係性についても解説しています。
- Recent Findings in Physical Exercise for Cancer Survivors
がんサバイバーに対する身体運動に関する最近の知見について -
本総説論文では、がんサバイバーに対する治療ガイドラインを紹介し、中等度または高強度の有酸素運動や筋力トレーニングの有効性を示しています。一方で、がんサバイバーが運動を継続することの難しさに触れ、外来リハビリテーションや地域支援によって、運動を促進していくことの必要性を指摘しています。
- Characteristics of Older Patients with Heart Failure Readmitted Due to Acute Exacerbations Within the Past Year
過去1年以内に急性増悪により再入院した高齢心不全患者の特性 -
本邦において、加齢に伴う心不全患者が増加しています。本論文では、過去1年以内に急性増悪により再入院した高齢心不全患者の特性について検討し、脳性ナトリウム利尿ペプチドのレベルとShort Physical Performance Batteryのスコアが再入院に関与することを報告しています。
- A Standing Low-Frequency Vibration Exercise Device for Improving Balance in Community-Dwelling Older Adults: A Single-Blind Randomized Controlled Trial
地域在住高齢者に対する低値振動刺激技術を用いた立位式運動機器によるバランス能力の改善:単盲検無作為化比較対象試験 -
本論文では、地域在住高齢者に対する低値振動刺激技術を用いた立位式運動機器によるバランス能力の改善効果を無作為化比較対象試験により検証し、歩行トレーニングと比べ、特にTUGにおいて高い効果を認めることを報告しています。
- Exertional Desaturation is More Severe in Idiopathic Pulmonary Fibrosis than in Other Interstitial Lung Diseases
特発性肺線維症における運動時の酸素飽和度低下は、他の間質性肺疾患よりも重度である -
本論文では、間質性肺疾患の1つである特発性肺線維症における6分間歩行中の経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)低下が他の間質性肺疾患よりも重度であることを示しています。また安静時のSpO2が良好であっても、特発性肺線維症患者では 6分間歩行を積極的に実施して、運動中SpO2低下の早期検出が重要となる可能性を示しています。
英文誌PTRのweb公開について
英文誌PTRはPMCおよびJ-STAGEにて公開しています。
- PMC
※2015年3月よりPMC(PubMed Central)に収載されました。PubMedでも検索が可能です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/journals/2621/ - J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjpta (JJPTA Vol.1~18)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ptr (PTR Vol.19~)
※英文誌は2016年12月発行分よりPhysical Therapy Research(PTR)に誌名が変わりました。
早期公開
本誌発行までに採択された論文を早期公開しています。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ptr/advpub/0/_contents

※早期公開中の論文がない場合にはエラーページが表示されます。